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お子さんが前向きに勉強できるために大人が取りたい3つの行動

ご覧いただきありがとうございます。コグトレ塾です。
今回は前回に引き続き、コグトレ塾において多くの保護者様から寄せられる、相談内容について触れていきたいと思います。

はじめに皆さんに質問です。
お子さんが学校から帰ってきてなかなか宿題をしようとしない時、
テストが近づいてきてもあまりスイッチが入っていない姿を見たとき、
夏休み最終日になっても宿題が全然終わっていない時、つい次のように言ってしまいませんか?

「勉強しなさい!!」

この言葉に心あたりのある方はぜひ、続きをご覧ください。
読み終わるころには、少しだけお子さんとの向き合い方に余裕が生まれるかもしれません。

では、本題に入ります。
「お子さんが前向きに勉強できるために、大人が取りたい3つの行動」

まず、1つ目は
①一緒に宿題をする時間をつくる
「そんな時間ないよ」と思うかもしれませんが、お子さんにとってもそれは同じです。
毎日学校に行って、朝から夕方まで頑張って、帰ってきてまた勉強。
友達と遊ぶことも楽しいし、夕方のアニメは見たいし、年齢も上がるとドラマだって見たいかもしれません。
大人からするとつい「そんなこと」と思ってしまうことでも、お子さんにとっては大切な時間です。
私たち大人もスマートフォンを見る時間を少しだけ(たった5分でも!)削って、お子さんの宿題を一緒に見てみませんか?
やり方がわからない時、最後までできる目途が立たずにやる気が出ません。
お子さんがわからずに困っているところが見つかるだけでも、安心して勉強に取り組めるきっかけになることもあります。

2つ目は
②わからない問題を考え続けさせないようにする
先ほど少し述べていますが、わからない問題がある時にずっと同じところで考えることは、ある意味苦行です。
答えをみて、なぜそのような考え方をするのかを知って学ぶ方が、学びのチャンスを生み出すことに繋がります。
私たち大人は、“子供のころに学んでいる”ので、宿題を見たときに「この問題はできて当たり前」というように考えてしまいがちです。
お子さんは、毎日新たなことを学び続けています。まだ定着していないことも、大いにあるかもしれません。
(もちろん、答えの丸写しを勧めている訳ではありません。その点、ご理解くださいませ。)

3つ目は
③「勉強しなさい」と言わないようにする
「えっ、そんなことしたらずっとしないままになるよ」と思った方、一緒に子供時代に戻ってみませんか?
ちょっと想像してお読みください。
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夏の暑い日です。あなたは学校から帰宅後、アイスを食べながら家でテレビを見ていました。
「今日は本当に暑かったなぁ。このアニメが終わったらちょっと宿題やろうかな」
そんなことを思っていたその時です。
買い物から帰ってきたお母さんが、
「いつまでだらだらしているの、宿題したの?勉強しなさい」と言いました。
「えー、これ見終わるまで待ってよ」
「そんなの見なくていいから、早くやりなさい」
「はーい(せっかく面白いところだったのに、見たらやろうと思っていたのになぁ)」
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………子供時代のあなたは納得できましたか?
もちろん「お母さんが言うことだから、ちゃんと守ろう」という方もいらっしゃるかもしれませんが、思っていることを言い出せずに“理不尽な思いを積み重ねる”お子さんも少なくありません。
一時の指示として必要な時もあります。
しかし、命令形での指示を受け続ける人は、行動の自発性を少しずつ失っていきます。
自分で考え、行動することを諦めてしまうのです。
勉強することは大切です。
ですが、その問題の答えを解答できることで評価されるのは子供時代までです。
少し古いデータですが、文部科学省が発表している「社会環境の変化と求められる人材像」(https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu10/siryo/attach/1335152.htm)では、「グローバルな感覚」、「マネジメント力」、「課題発見・解決力」、「コミュニケーション能力」が必要な力であると述べられています。
子供時代に身につけるべきは、“自分の興味・好奇心の向くものに没頭する経験”かもしれません。
「勉強しなさい」と言っても、お子さんのやる気に繋がらない状態であれば、いちど覚悟を決めて2週間だけ言うのを我慢してみませんか?
言わなければやらなくても当たり前、でもその時にお子さんが自ら頑張る姿を見せてくれたら、取り組みそのものをぜひ褒めてあげてください。
その時がお子さんの変化の始まりかもしれません。

さて、今回は「お子さんが前向きに勉強できるために大人が取りたい3つの行動」として具体的な行動プランを示しながら紹介しました。
おさらいすると、
①一緒に宿題をする時間をつくる
②わからない問題を考え続けさせないようにする
③「勉強しなさい」と言わないようにする
です。
「えっ?ほんとに?」と思ったものもあるかもしれませんが、長い目で見たときにお子さんの将来をきっと明るくしてくれると思います。

もちろん今日紹介したことがすべてではありませんが、お子さんの勉強について考える際の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また次週をお楽しみに。

・宮口幸治,田中繁富.『子どものやる気をなくす30の過ち』小学館集英社プロダクション(2017)
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コグトレ塾では、無料体験会を行っています。実際のクラスを体験しながら、簡易的な検査を通してお子さんの得意と苦手がどこにあるかを見つけます。
また、保護者様と面談を通し現在の困りごとや、これからどのようにしていきたいかなどご相談していただくことができます。
集団でのクラス体験に抵抗がある場合は、お気軽にご相談ください。

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こどもげんきけいかく かなえる教室 江坂
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