column

コグトレ塾のコラム

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 子どもの発達
  4. 学校や生活で必要な「認知機能」ってなに?

学校や生活で必要な「認知機能」ってなに?

みなさんは「認知機能」という言葉をご存知でしょうか。
何となく、認知機能と聞くと、病気のイメージを連想する人もいるかもしれません。
認知機能は皆さんの生活では必ず必要なものです。
本日は、認知機能についてご説明いたします。

認知機能に含まれる主な力

 認知機能は、主に5つの力で構成されています。それは「注意」「記憶」「言語理解」「知覚」「推論・判断」です。
それぞれの働きは以下のようになっています。

注意…集中したり、2つのことを同時にするときなどに使う
記憶…見た情報や聞いた情報を保持する
言語理解…読んだり聞いたりした言葉の理解
知覚…見たり聞いたり、触ったりした情報を正しく取り入れる力
推論判断…取り入れた情報から考える力

注意・記憶・言語理解・知覚・推論判断

学校では「認知機能」はどんな時に必要なの?

学校では認知機能をフルに活用されます。
ある一場面を切り取ってみましょう!

学校で認知機能が使われている場面

ある日‥‥
学校の担任の先生が算数の授業をしています。
先生が口頭で指示を出しました。
「今から黒板に問題を書きます。問題をノートに写してから解いてください。終わった人は前にノートを提出してください。」

よくある指示だと思います。

この場面で必要な認知機能とは何なのでしょうか。

まず、先生は口頭で指示をしました。
そのため、話に「注意」を向けて聞かなければなりません。
そして、聞いて情報を取り入れること「知覚」が必要になります。

そして、先生は、
・ノートに問題を写すこと
・問題を解くこと
・ノートを前に出すこと
の3つを指示していますので、
その情報を聞いて理解する「言語理解」の力と
聴いて、覚えておく「記憶」が必要になります。


「推論判断」は上記から取り入れた情報をもとに判断をします。
例えば、「今は算数の時間だから、国語のノートじゃなくて、算数のノートに書くんだ」
ということや、「提出する場所で『前』って先生は言っていたけれど、提出ボックスにいつも出しているからそのボックスのことだな」など、推測をして行動をします。

生活で使われる「認知機能」とは?

これらの認知機能にも「覚えるのが得意!苦手…」などの個性があります。これらの得意不得意の程度によって、生活面・学習面に苦手さとして出てきます。
では、次はどのように認知機能は日常生活の中で働いているのでしょうか。
大人の方でも想像日常生活の中でも料理を例として考えてみたいと思います。
「野菜炒めをつくる」という中でも認知機能は使われます。

料理場面での認知機能

野菜炒めをつくる!と決めたとき、まず必要な野菜や調味料をそろえなければなりません。必要な食材を忘れずに買ってくる時には、「家にあったかな?」と思い出しながら、「記憶」の認知機能が必要になります。

早速つくるときには、レシピに書かれている言葉を理解しなければなりません。これは「言語理解」の認知機能が必要になります。料理の中では、包丁で手を切らないように注意を向けながら、野菜を適切な大きさに切らないといけません。ここでは「注意」の力が必要になります。

炒めるときは、視覚や嗅覚、聴覚を使いながら、焦げていないか判断をしていきます。ここで使われるのは、「知覚」です。また、レシピ通りに作っていても、火加減は強くするのか、もう少し炒めるのか、という「推論判断」も必要になってきます。

このように、「認知機能」とは日常の生活で毎日使われている機能なのです。ただ、「よく必要な食材を買い忘れてしまう。」「食材を切るとき同じ形に切る方法が分からない」「レシピの文章理解が難しい」等、一定の苦手さを有している方もいらっしゃるかもしれません。これは、思い当たることがあってもすべてが障害なのではなく、今まで経験したことのないことにも同じことが起こります。脳機能の発達に沿ってお話をすると、使ったことが無い脳の神経回路は効率よく働かないため、上手くいかないことも多いのです。
このような苦手さを「苦手」として誰かにお願いしたり、違う方法で代償したりするのも毎日の生活では重要なことです。ただ、コグトレでは、「覚える」ことをトレーニングして、少しでも忘れものをすることを減らし生活が楽になるようにすること、「見る力」をトレーニングして、形を理解することが出来るようになるなど、一部分でも少しでも自分でできるようになることを目標として、トレーニングをしていきます。

子どもの認知機能のトレーニングの1つの手段に

 そんな認知機能の弱さを見つけ出してトレーニングするために開発されたものが、コグトレです。認知機能が弱いと一言で言っても、5つの力のうちどの力がどの程度弱いのかはお子さん1人1人異なります。そのため、コグトレ塾ではトレーニング前にお子さんの認知機能の程度をチェックし、それぞれに合わせたトレーニングを提供していきます。こうすることで認知機能をバランスよく発達させ、学習や社会性の定着といった次のステージに進められるようサポートをしていくのです。

 自分の子どもは「記憶」だけが弱いだろうなと思っていても、コグトレ塾でのチェックで「注意」も弱かったことに気づく保護者の方も多くいらっしゃいます。学習や社会性でお悩みを抱えるお子さんに、認知機能をトレーニングするコグトレを試してみませんか?

子どもに合うサポート診断

お子様にできることをお探しの際に、どんなサービスが合うのか、本当に悩みますし、調べれば調べるほど混乱してきてしまうものです。自費事業で探されている場合は、まずはどんなサポートが合うのか診断してみましょう。

診断結果とおすすめサービス

おすすめ① コグトレ塾 通信コース(宮口幸治先生 監修)

コグトレ塾の通信コースは保護者の方との取り組みがメインとなるコースです。
遠方でコグトレ塾に通えないというお声が多かったため、できたコースになります。

保護者の方からの相談でありがちな
「どの教材に取り組んだらいいのか分からない」
「正しいやり方なのか分からない」
「相談する場所がない」
「本当に効果があるのか分からない」
というお困りごとをサポートさせていただきます。


おすすめ② コグトレ塾 通塾コース(宮口幸治先生 監修)

コグトレ塾のスタンダードなコース。
コグトレ塾へ通える距離にお住まいなのであれば、やはり作業療法士・公認心理師と一緒にトレーニングする「通塾コース」がおススメです。
無料体験会を実施しています!
無料体験会では、お子様にコグトレのプリントを数枚取り組んでいただき、お子様がどんなトレーニングをすると、学校や生活でできることが増えそうか。見立てをお話させていただきます。

現在教室は2店舗!

・世田谷校(東京都世田谷区)〒156-0052 東京都世田谷区宮坂3丁目15−4
・江坂校(大阪府吹田市)〒564-0051 大阪府吹田市豊津町9−15 日本興業ビル 9階 907号室

上記3教室では、知能検査WISC-Ⅴを受けることが可能です。

おすすめ③ リニエシューレ オーダーメイドコース

言葉・語彙の少なさ、数の理解が苦手、ビジョントレーニング、コミュニケーションの苦手さ、身体の不器用さ、指先の不器用さなどの個別性の高い困りごとの解決をこちらでは対応することが可能です。またソーシャルスキルの個別トレーニングにも対応しております。作業療法士との1対1なので、不登校のお子様も不安が少なく、通うことができます。

【対応教室】
・世田谷校(東京都世田谷区)〒156-0052 東京都世田谷区宮坂3丁目15−4
・江坂校(大阪府吹田市)〒564-0051 大阪府吹田市豊津町9−15 日本興業ビル 9階 907号室

おすすめ④ シューレ学習塾 (宿題サポート)

学習のサポートはしてほしいけれど、学校のスピードより速かったり、お子様の特性に合わせてみてくれないというお悩みはありませんか。
リニエシューレ宿題サポートでは、「作業療法士」がお子さまの状態に合わせて、学習のサポートをいたします。
教材の指定はございません。
学校の宿題のサポートや提出課題のお手伝い等でも良いですし、家庭学習で取り組みにくい課題等も一緒に取り組むことが出来ます。
体験は無料!
月額9,600円~ご利用いただけます。
詳細はバナーより!

リニエシューレ 学習塾

【対応教室】
リニエシューレ江坂:大阪府吹田市豊津町9-15 日本興業ビル9階907号室 大阪メトロ御堂筋線江坂駅 直結

コグトレ塾 校舎一覧

☆江坂校☆
〒564-0051 大阪府吹田市豊津町9-15 日本興業ビル9階 907号室
大阪メトロ 御堂筋線江坂駅 南改札 9番出口直結
アクセス

対応可能:知能検査・WISC-Ⅴ・個別トレーニング・コグトレ

☆世田谷校☆
〒156-0051 東京都世田谷区宮坂3丁目15-4 AR経堂ビル2階
アクセス

対応可能:知能検査・WISC-Ⅴ・個別トレーニング・コグトレ

編集 削除 戻る

関連記事

お問い合わせや体験会・説明会のご予約はこちら
LINE無料
相談
お問い合わせ 資料DL
無料体験会
のご予約
オンライン
説明会のご予約