「知能検査」を受けて得られることって? メリットは?
『知能検査』という言葉を聞いたことはあるでしょうか。もしかすると、病院の先生や幼稚園・小学校の先生に、お子さんが受けることを勧められたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
WISCって検査にどれくいの時間がかかるの?
過去にお子さんが受けられたことのある方はご存知かと思いますが、一般的な知能検査である『WISC(ウィスク)』(この記事ではWISC-Ⅳについてお話しております)は、検査が一通り終わるまでに大体1時間から2時間ほどかかります。終わった後へとへとになってしまっているお子さんもよくいらっしゃいます。
WISC-Ⅳについて
しかし、こんなにもお子さんが頑張ったにもかかわらず、A4の紙1枚に小難しい言葉が並んでいるものだけが検査結果として渡されてしまうことがあります。これではせっかく受けたのに、そもそも何のための検査だったのか、どんな結果だったのかがよく分からず、モヤモヤしてしまいますよね。
WISCって何のために受けるの?
そもそもWISCは何のために受けるのでしょうか。WISCを一言で表すと『同じ年齢の子の中で知能レベルがどれくらいの位置にあるか』を見ることができる検査です。平均よりも一定数低い結果だった場合、学習面で何らかの不適応を起こしている可能性が高くなります。
それだけではなく、WISCでは知的な機能を4つに分類し、それぞれの結果を比較することができます。4つの機能について簡単にまとめると、『言語理解(言葉を使って学習する力)』『知覚推理(初めて見た情報から正解を探す力)』『ワーキングメモリ(聞いたことを記憶する力)』『処理速度(素早く正確に作業を行う力)』というようになります。
この4つの結果を比べることで、この子はどんなことが得意で、どんなことが苦手なのかをより詳しく考えることができます。
勉強と生活のお困りごとの原因を見つける
例えば、漢字のテストでいつも低い点数しか取れないお子さんがいるとします。このお子さんの『言語理解』が他の力よりも低い場合、持っている語彙が弱いために、熟語の意味が理解できず、どの漢字を書いてよいのかが分からないのかもしれません。
一方、『処理速度』が他の力よりも低い場合、答えはすべてわかっているのに、複雑な漢字を書くために時間がかかってしまい、時間までに最後の問題までたどり着くことができないのかもしれません。
困りごとのトレーニング
上記に挙げた2つの例のお子さんに、同じトレーニングを行っても、効果があるお子さんとないお子さんに分かれてしまうと思います。
それぞれのお子さんの苦手に合わせたサポートを行うことで、お子さんの力をより伸ばすことができるのです。
コグトレ塾は、WISC-Ⅴの検査を通して、お子様の得意なところと苦手なところを明らかにして、トレーニングを行います。
「コグトレをお子さまとやってみたいけれど、どこからやればいいのか分からない…」
というお子さまはぜひ、「コグトレ塾」にご相談ください。
お子さまの発達に詳しい作業療法士や心理士が、力になれればと思っております。
無料体験会でお子さまのご相談もお受けしておりますので、ぜひご検討ください。