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「数の概念」って?大人からすると理解が難しい「数字」のことについて

こんにちは!作業療法士の菅です。

コグトレ塾に通われているお子さんの中には、「算数が苦手で授業が分からない。」と悩まれている方も多くいらっしゃいます。苦手な要因として、公式が覚えられず解けないという理由の方もいらっしゃれば、よくお話を聞くと「数を数えること」自体があまり得意ではないというケースもあるのです。
そもそも私たちが動物や植物や人、国など全く違うものでも、同じように「一つ」と数えることができるのはどうしてなのかを考えたことはありますか?
このような私たちが無意識に理解している数の感覚のことを「数の概念」と言います。
というわけで、今回のテーマは「数の概念とはなんだろう?」です。

「数の概念」ってなに?

「数の概念」とは数や量の一般的で普遍的な認知のことを指します。
私たちが「1.2.3.4.5…」と数えることができるような「数」のことを分離量と言います。分離量には「集合数」と「順序数」があります。
「集合数」とはある物が集まっているときに「全部で何個」かが分かることを指し、「順序数」とはある物が集団の「何番目」かが分かることを指します。
一般的に小学校で習う算数はこれらの数の概念が身についている前提で進んでいきます。例えば7×4=28というかけ算も「7を一つの集合」としてみなし、それが4つあるという「集合数」を用いた計算であると言えますね。

数の概念ポイント①
数の概念には「集合数」と「順序数」がある

数の概念である「集合数」と「順序数」の土台

 二つの数の概念「集合数」と「順序数」を理解するためにはさらに3つの基礎となる力が必要です。
それが「数字・数唱・計数」です。似ている単語同士ですが、それぞれの違いを見て行きましょう。 
① 数字:アラビア数字(1.2.3…)や漢数字(一、二、三、、、)のような文字自体の理解を指します。
② 数唱:「イチ、ニ、サン、シ、、、」と数詞を唱えることを指します。
③ 計数:個数を理解して数えることを指します。一つ・一個・一日が示すものの大きさ・含まれる概念・発音が違っても、同じ「1」を指すと理解することとも言い換えられます。

数の概念ポイント②
数の概念を理解するには、3つの基礎が必要
・数字
・数唱
・計数

数の概念の発展

これら三つの力が共同で働くことで数の理解が進みます。また、それぞれの力が相互に発達すると以下のようなことができるようになっていきます。

・数字-数唱:数字を正しく言える。言われた数字を書ける。
数字の文字の理解ができ、数自体も数えることができるので、数字を見て数えることができたり、言われた数字を書くことができます。

・数唱-計数:数唱した数と実際の数が一致する。
正しく数字を順番に言うことができ、1個1個別の物であることを理解して、数えることができるので、「何個ある?」ときいて「1.2.3・・・」と数え上げることができるようになります。

・数字-計数:指定された数字の分のカードを引ける。数えた個数を数字で書ける。
数字を見て、何個取って渡せばいいのか理解できるようになります。反対にイラストなどの見た情報から、「りんごが5個あった」等を理解することができます。

数の理解の苦手さ

反対に基礎力のどこか一つの力が弱いとそれに伴って、読めるけど書けない、数えた個数と実際の個数が違うといった問題が生じることがあります。
私たちは日々の経験を通して数の基礎力を高めています。そのため数を数える・量の多さを比べる操作を強く意識しなくても行えるのです。

コグトレ塾に通われるお子さんの中には算数が苦手なお子さんがいらっしゃると冒頭で述べましたが、お子さんの苦手さが数のまとまりを認識する苦手さなのか、数唱の苦手さなのか、もっと別の原因なのかによって必要な支援は大きく異なります。そのため私たちコグトレ塾スタッフはお子さんの苦手さがどこにあるのかを判断し、その子に必要な能力をその子のペースに合わせて指導しています。数の苦手さが強い場合は、無理に教えようとせずに遊びの中で少しずつ触れながら理解することも大切です。個別の対応が必要な場合もご相談に応じることができますので、ぜひ一度「リニエシューレ」もご検討ください。

コグトレ塾の作業療法士・公認心理師に発達障害をする

子どもに合うサポート診断

お子様にできることをお探しの際に、どんなサービスが合うのか、本当に悩みますし、調べれば調べるほど混乱してきてしまうものです。こちらの診断ではお子さまに合わせてどのようなサービスが適しているか判断するヒントとして活用いただけます。自費事業で探されている場合は、まずはどんなサポートが合うのか診断してみましょう。

おススメ診断コース:通える場所にコグトレ塾・シューレがある。個別でなくても集団することに抵抗はない。子どもの認知機能を強化して、見る力や注意力、処理速度を高めたい。言葉や数の概念、指先の不器用さが基本的な困りごとである。知能検査や対人トラブルについて、随時相談できる人が欲しい。

診断結果とおすすめサービス

おすすめ① コグトレ塾 通信コース

コグトレ塾の通信コースは保護者の方との取り組みがメインとなるコースです。
遠方でコグトレ塾に通えないというお声が多かったため、できたコースになります。

保護者の方からの相談でありがちな
「どの教材に取り組んだらいいのか分からない」
「正しいやり方なのか分からない」
「相談する場所がない」
「本当に効果があるのか分からない」
というお困りごとをサポートさせていただきます。


おすすめ② コグトレ塾 通塾コース

コグトレ塾のスタンダードなコース。
通える距離にお住まいなのであれば、やはり作業療法士・公認心理師と一緒にトレーニングする通塾コースがおススメです。

現在教室は3店舗!

・世田谷校(東京都世田谷区)〒156-0052 東京都世田谷区宮坂3丁目15−4
・江坂校(大阪府吹田市)〒564-0051 大阪府吹田市豊津町9−15 日本興業ビル 9階 907号室
・星ケ丘校(愛知県名古屋市)〒464-0801 愛知県名古屋市千種区星が丘山手911 サンホシガオカ 3B

上記3教室では、知能検査WISC-Ⅴを受けることが可能です。

おすすめ③ リニエシューレ オーダーメイドコース

言葉・語彙の少なさ、数の理解が苦手、ビジョントレーニング、コミュニケーションの苦手さ、身体の不器用さ、指先の不器用さなどの個別性の高い困りごとの解決をこちらでは対応することが可能です。作業療法士との1対1なので、不登校のお子様も不安が少なく、通うことができます。

【対応教室】
・世田谷校(東京都世田谷区)〒156-0052 東京都世田谷区宮坂3丁目15−4
・江坂校(大阪府吹田市)〒564-0051 大阪府吹田市豊津町9−15 日本興業ビル 9階 907号室

おすすめ④ リニエシューレ 心の発達相談室

「少し発達が遅れているかも…」
「学校での対人トラブルが多くて困っている」
「誰にも話せない子育てのことについて相談したい」
「検査を取ったあともアフターフォローしてくれるところを探している」
「優しくて、こどもが安心して相談できる公認心理師を探している」
そんな方はまず、心の発達相談室へご相談ください。
心の発達相談室には、公認心理師・臨床心理士のダブルライセンスのスタッフが在籍しています。
リーズナブルにカウンセリングを受けることができます。
Zoomなどで相談をすることも可能です。

MENSA(メンサ)の入会希望で、知能検査を受けなければならない場合などもご相談ください。(MENSA(メンサ)とは、上位2%のIQを持つ人たちが参加しているグループのことです。MENSA(メンサ)入会で必要な知能検査は名古屋市の心の発達相談室で受けることが可能ですが、MENSA(メンサ)に入るためのトレーニング等は行っておりませんので、ご理解の上、ご相談ください。MENSA(メンサ)入会にあたって書式の指定がありましたら、ご相談ください。)MENSAメンサについて詳細を知りたい方はMENSA(メンサ)の公式HPよりご確認ください。

【対応教室】
・星ケ丘校(愛知県名古屋市)〒464-0801 愛知県名古屋市千種区星が丘山手911 サンホシガオカ 3B

子どもの発達に困った時のファーストステップ 心の発達相談室 公認心理師・臨床心理士が1対1でご相談をお受けします。 名古屋市で知能検査・対人スキルの評価・カウンセリングをお探しならば、心の発達相談室へ

コグトレ塾 校舎一覧

☆星ケ丘校☆
愛知県名古屋市千種区星が丘山手911 サンホシガオカ3B
アクセス

対応可能:知能検査・WISC-Ⅴ・対人トラブル相談・検査・カウンセリング・コグトレ

☆江坂校☆
〒564-0051 大阪府吹田市豊津町9-15 日本興業ビル9階 907号室
大阪メトロ 御堂筋線江坂駅 南改札 9番出口直結
アクセス

対応可能:知能検査・WISC-Ⅴ・個別トレーニング・コグトレ

☆世田谷校☆
〒156-0051 東京都世田谷区宮坂3丁目15-4 AR経堂ビル2階
アクセス

対応可能:知能検査・WISC-Ⅴ・個別トレーニング・コグトレ

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