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境界知能の子どもが困る理由 ~なぜ何もかもうまくいかない? ~

 これまで数回、境界知能のお子さんについてお話させていただいてきました。コグトレという言葉が広まると同時に、境界知能という言葉も徐々に浸透してきているのを感じます。しかし、やはり『発達障害』と比べると、『境界知能』という言葉はまだまだ知られていません。そこで今回は、境界知能のお子さんは、発達に問題のないお子さんだけでなく、『発達障害』のお子さんと比べても、困ってしまうことが多い、ということについて取り上げようと思います。

境界知能の子どもが困る理由

境界知能のお子さんが、他のお子さんに比べて困ることが多い、その最も大きな要因が“気づいてもらえない”というところにあります。
 小学校の、とくに低学年には、様々な特徴をもったお子さんがいらっしゃいます。落ち着きがないお子さんや、ケンカの時に手が出てしまいやすいお子さん、集団行動が苦手なお子さんや、授業中に先生の話を最後まで聞けないお子さまなどです。発達障害があまり知られていなかった昔とは異なり、現在はそういった特徴のあるお子さんは、学校で先生たちの目に留まりやすくなりました。低学年の頃までは様子を見ていたけれど、中学年になっても行動に変化がみられないと先生が感じた際には、先生から「他の子に比べると落ち着きがないように感じます」「発達の相談を受けてみてはいかがですか」のように保護者の方に連絡がいくこともあります。
 実際、こうして周りの大人に“気づいてもらった”ことで、お子さん本人が直接困っていると伝えなくとも、診断を受けることができ、学校や家庭で適切な関わりをしてもらえる機会を手に入れることができたケースもたくさんあると思います。
しかし、境界知能には発達障害のように、はっきりと決められた診断基準がありません。発達障害は診断することは可能ですが、「境界知能」とは、知能検査における数値が全体の下14%程度に値するということであり、診断名ではないのです。
また、発達障害の特性が強いお子さんと比べて、落ち着きがない、コミュニケーションがとれないといった行動面での困りごとがそこまで大きく表れないこともあります。そのため、なかなか周囲に気づいてもらえず、気づいてもらえたとしても発達障害や知的障害の診断基準を満たさなければ「問題はないので、少し様子を見ましょう」と言われてしまい、問題がないのなら、この子の頑張りが足りないせいでは…?と思われて学校で適切な支援を受けることができない、という状況が起きてしまうのです。

現在行われている境界知能のお子さんの支援について

境界知能のお子さんは、学校では普通級に所属していることが多いです。クラスでは、指示の理解が難しいことから、先生の目が届く最前列に席を置いてもらうという配慮をされているという話をよく耳にします。また、通級の利用をされていることも多いです。
境界知能のお子様でも放課後等デイサービスを利用されていることもありますが、基本的には、ASD・ADHDや知的障害等の発達障害の診断を受けている方のサービスも多く、選ぶことに苦戦されているという話も聞きます。
また受給者証を取得することに抵抗感を感じる保護者の方も少なくはありません。
そのような場合には、コグトレ塾のような習い事のサービスを受けることも一つの手段です。

境界知能の大人の方の困りごと

過去の報道ではありますが、NHKで「なぜ何もかもうまくいかない? わたしは『境界知能』でした」という報道がありました。こちらでは詳しく境界知能の方の生活の困りごとが説明されていました。
お金の計算の苦手さや物の名前を覚えることが苦手など、境界知能が理由で生じる困りごとに早くに気が付くことができていれば何か早い段階でできるようになる方法や回避する方法もあったかもしれません。
また、当時の学校では支援級では十分にできるという理由で十分な支援が受けることができなかったということも述べられていました。今は境界知能やその他の多様性についても理解が深まり、学校の支援の在り方や理解の周囲の理解の程度は良い方向へ変わってきています。
今、支援が届くようになってきたお子さんにはぜひ必要な支援を早い段階でしてほしい。そのような力に少しでもなれればと、私たちも思っています。

コグトレ塾の作業療法士・公認心理師に発達障害について相談をする

子どもに合うサポート診断

お子様にできることをお探しの際に、どんなサービスが合うのか、本当に悩みますし、調べれば調べるほど混乱してきてしまうものです。自費事業で探されている場合は、まずはどんなサポートが合うのか診断してみましょう。

おススメ診断コース:通える場所にコグトレ塾・シューレがある。個別でなくても集団することに抵抗はない。子どもの認知機能を強化して、見る力や注意力、処理速度を高めたい。言葉や数の概念、指先の不器用さが基本的な困りごとである。知能検査や対人トラブルについて、随時相談できる人が欲しい。

診断結果とおすすめサービス

おすすめ① コグトレ塾 通信コース

コグトレ塾の通信コースは保護者の方との取り組みがメインとなるコースです。
遠方でコグトレ塾に通えないというお声が多かったため、できたコースになります。

保護者の方からの相談でありがちな
「どの教材に取り組んだらいいのか分からない」
「正しいやり方なのか分からない」
「相談する場所がない」
「本当に効果があるのか分からない」
というお困りごとをサポートさせていただきます。


おすすめ② コグトレ塾 通塾コース

コグトレ塾のスタンダードなコース。
通える距離にお住まいなのであれば、やはり作業療法士・公認心理師と一緒にトレーニングする通塾コースがおススメです。

現在教室は3店舗!

・世田谷校(東京都世田谷区)〒156-0052 東京都世田谷区宮坂3丁目15−4
・江坂校(大阪府吹田市)〒564-0051 大阪府吹田市豊津町9−15 日本興業ビル 9階 907号室
・星ケ丘校(愛知県名古屋市)〒464-0801 愛知県名古屋市千種区星が丘山手911 サンホシガオカ 3B

上記3教室では、知能検査WISC-Ⅴを受けることが可能です。

おすすめ③ リニエシューレ オーダーメイドコース

言葉・語彙の少なさ、数の理解が苦手、ビジョントレーニング、コミュニケーションの苦手さ、身体の不器用さ、指先の不器用さなどの個別性の高い困りごとの解決をこちらでは対応することが可能です。作業療法士との1対1なので、不登校のお子様も不安が少なく、通うことができます。

【対応教室】
・世田谷校(東京都世田谷区)〒156-0052 東京都世田谷区宮坂3丁目15−4
・江坂校(大阪府吹田市)〒564-0051 大阪府吹田市豊津町9−15 日本興業ビル 9階 907号室

おすすめ④ リニエシューレ 心の発達相談室

「少し発達が遅れているかも…」
「学校での対人トラブルが多くて困っている」
「誰にも話せない子育てのことについて相談したい」
「検査を取ったあともアフターフォローしてくれるところを探している」
「優しくて、こどもが安心して相談できる公認心理師を探している」
そんな方はまず、心の発達相談室へご相談ください。
心の発達相談室には、公認心理師・臨床心理士のダブルライセンスのスタッフが在籍しています。
リーズナブルにカウンセリングを受けることができます。
Zoomなどで相談をすることも可能です。

MENSA(メンサ)の入会希望で、知能検査を受けなければならない場合などもご相談ください。(MENSA(メンサ)とは、上位2%のIQを持つ人たちが参加しているグループのことです。MENSA(メンサ)入会で必要な知能検査は名古屋市の心の発達相談室で受けることが可能ですが、MENSA(メンサ)に入るためのトレーニング等は行っておりませんので、ご理解の上、ご相談ください。MENSA(メンサ)入会にあたって書式の指定がありましたら、ご相談ください。)MENSAメンサについて詳細を知りたい方はMENSA(メンサ)の公式HPよりご確認ください。

【対応教室】
・星ケ丘校(愛知県名古屋市)〒464-0801 愛知県名古屋市千種区星が丘山手911 サンホシガオカ 3B

子どもの発達に困った時のファーストステップ 心の発達相談室 公認心理師・臨床心理士が1対1でご相談をお受けします。 名古屋市で知能検査・対人スキルの評価・カウンセリングをお探しならば、心の発達相談室へ

コグトレ塾 校舎一覧

☆星ケ丘校☆
愛知県名古屋市千種区星が丘山手911 サンホシガオカ3B
アクセス

対応可能:知能検査・WISC-Ⅴ・対人トラブル相談・検査・カウンセリング・コグトレ

☆江坂校☆
〒564-0051 大阪府吹田市豊津町9-15 日本興業ビル9階 907号室
大阪メトロ 御堂筋線江坂駅 南改札 9番出口直結
アクセス

対応可能:知能検査・WISC-Ⅴ・個別トレーニング・コグトレ

☆世田谷校☆
〒156-0051 東京都世田谷区宮坂3丁目15-4 AR経堂ビル2階
アクセス

対応可能:知能検査・WISC-Ⅴ・個別トレーニング・コグトレ

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