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不登校のこどもと心配する母

不登校になる原因?きっかけ?とは

小学生60人に1人、中学生16人に1人。これは、何を表す数だと思いますか?実は、これは不登校の子どもの割合を表した数なのです。30人学級だとすると、小学生は2クラスに1人、中学生は1クラスに1~2人いる計算となります。昔に比べて、今は身近な状況になりつつあることが分かりますね。
今回は、そんな不登校のお子さんについて、お話していきたいと思います。

令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」(厚生労働省)より
引用:令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」(厚生労働省)より

不登校とは?不登校の定義

不登校とは、病気や家庭の事情ではなく、何らかの理由で1年のうち30日以上学校に行けていない状態を指します。1ヶ月ずっと行けていない場合も、1週間のうち1日のみ登校している場合も、どちらも含まれる、ということになります。

不登校のきっかけ

ここで皆さんに質問です。皆さんは、不登校になるきっかけは何が一番多いと思いますか?テレビなどで良く取り上げられるのは、いじめなどの友達同士の関係が多いため、もしかすると、いじめが理由で不登校になったお子さんが多いのでは、と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、不登校の原因の多くは『無気力・不安』と言われています。子どもが無気力?と不思議に感じるでしょうか。ここで言う“無気力”とは、「学校に行っても楽しくない」「なんとなく行きたくない」という理由のことを指します。実際、「どうして学校に行きたくないの?」と聞かれても、はっきりとした理由を伝えることができるお子さんの方が少ないのです。
そして、無気力になってしまう背景には“不安”が隠されていることがあります。例えば、「自分はみんなと比べて勉強ができない」「よく先生に怒られる」「学校に行っても何もできるようにならない」といった、自分に対する自信のなさや、やりがいをかんじられないことが挙げられます。このような状態が続くことを考えると、学校に行くことに気持ちが向かない理由も分かる気がしますよね。

不登校のきっかけになる「無気力」や「不安」について

具体的にどんな時に、不登校になるのかというと、「子どもが居場所を失った時」と言われています。学校において自分がこの場所で受け止められている、好かれている、認められている、必要とされているということや安心できるなという要素がなくなった時、「無気力」や「不安」を感じるようになってしまいます。この無気力や不安の要因を子どもたちが言葉にして説明することは非常に難しいものです。この不登校のきっかけになった子どもたちの気持ちや思いというものを理解するのには非常に時間がかかりますし、容易ではありません。不登校に決まった法則はないので、不登校のきっかけについては個別に相談するということが非常に大切なのです。

そのほかの不登校の理由:生活リズム

令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」(厚生労働省)によると、他の不登校の原因として挙げられるのは、「生活リズムの乱れ・遊び・非行」です。
生活リズムの乱れについては、「不登校」になるから「生活リズムが乱れる」ということも考えられますが、夏休み期間等で生じた「生活リズムの乱れ」をきっかけに「不登校」になるきっかけとなる場合もあります。
「夏休み期間中に夜中までゲームをする習慣が身についてしまった」→「新学期、朝から起きることが出来ない」
この悪循環はよく聞くものです。

生活リズムについては、「太陽にあたる」などの日照については時間的な手掛かりをつかむということでよく聞く話かと思います。ゲームを部屋の中で引きこもってやっていると、部屋の中の明るさだけで1日を終えることもあるかと思います。部屋の明るさだけだと、常に時間的に関係なく明るい環境であるため、時間の感覚を取りにくいと言われています。もちろん生活リズム1つが不登校のきっかけになるわけではありませんが、学校に行きにくくなる理由にもなりやすいです。

不登校のお子さんとどのように向き合うか、不登校のお子さんへの対応

ここまで不登校とはどんな状態なのか、どういったきっかけがあるのか、といったお話をしてきました。不登校に関するあらゆる情報サイトでは、不登校のお子さんに対して、焦らずゆっくり登校できるようになるまで待ちましょう、といった文言をよく見かけます。「待つこと」=「ほっておくこと」は違います。
学校に強制的に行かせることは良くないとう感覚は皆さん、お持ちかと思いますが、学校に行かなくてもいいということではありません。
学習や体験の機会を持つことは、お子さんの人生においてはとても大切なことです。
お子さまの人生を思って、少しでも早く学校に行けるようになってほしいと思う方もいらっしゃると思います。

次回の記事では、不登校の状態にあるお子さんにできるサポートをご紹介しますよ。

子どもに合うサポート診断

お子様にできることをお探しの際に、どんなサービスが合うのか、本当に悩みますし、調べれば調べるほど混乱してきてしまうものです。自費事業で探されている場合は、まずはどんなサポートが合うのか診断してみましょう。

診断結果とおすすめサービス

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コグトレ塾の通信コースは保護者の方との取り組みがメインとなるコースです。
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保護者の方からの相談でありがちな
「どの教材に取り組んだらいいのか分からない」
「正しいやり方なのか分からない」
「相談する場所がない」
「本当に効果があるのか分からない」
というお困りごとをサポートさせていただきます。


おすすめ② コグトレ塾 通塾コース(宮口幸治先生 監修)

コグトレ塾のスタンダードなコース。
コグトレ塾へ通える距離にお住まいなのであれば、やはり作業療法士・公認心理師と一緒にトレーニングする「通塾コース」がおススメです。
無料体験会を実施しています!
無料体験会では、お子様にコグトレのプリントを数枚取り組んでいただき、お子様がどんなトレーニングをすると、学校や生活でできることが増えそうか。見立てをお話させていただきます。

現在教室は2店舗!

・世田谷校(東京都世田谷区)〒156-0052 東京都世田谷区宮坂3丁目15−4
・江坂校(大阪府吹田市)〒564-0051 大阪府吹田市豊津町9−15 日本興業ビル 9階 907号室

上記3教室では、知能検査WISC-Ⅴを受けることが可能です。

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言葉・語彙の少なさ、数の理解が苦手、ビジョントレーニング、コミュニケーションの苦手さ、身体の不器用さ、指先の不器用さなどの個別性の高い困りごとの解決をこちらでは対応することが可能です。またソーシャルスキルの個別トレーニングにも対応しております。作業療法士との1対1なので、不登校のお子様も不安が少なく、通うことができます。

【対応教室】
・世田谷校(東京都世田谷区)〒156-0052 東京都世田谷区宮坂3丁目15−4
・江坂校(大阪府吹田市)〒564-0051 大阪府吹田市豊津町9−15 日本興業ビル 9階 907号室

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学習のサポートはしてほしいけれど、学校のスピードより速かったり、お子様の特性に合わせてみてくれないというお悩みはありませんか。
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リニエシューレ 学習塾

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☆江坂校☆
〒564-0051 大阪府吹田市豊津町9-15 日本興業ビル9階 907号室
大阪メトロ 御堂筋線江坂駅 南改札 9番出口直結
アクセス

対応可能:知能検査・WISC-Ⅴ・個別トレーニング・コグトレ

☆世田谷校☆
〒156-0051 東京都世田谷区宮坂3丁目15-4 AR経堂ビル2階
アクセス

対応可能:知能検査・WISC-Ⅴ・個別トレーニング・コグトレ

【参考】
・令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」(厚生労働省)
・福田 一彦、浅岡 章一;不登校と生活リズム

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