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元気すぎる子とADHDの違い チェックの方法は?

最近SNSやテレビでADHDという言葉をよく聞きます。芸能人の方にも公表されている方がいらっしゃいますよね。落ち着きがないことが特徴だとよく言われていますが、元気な子とは何が違うのだろうと疑問に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。自分の子どもも元気過ぎて手に負えないけれどこれって子どもにとって普通なの?それとも発達障害?今回は、ADHDと元気な子の違いについてお話していきたいと思います。

元気な子ってADHDなの?

 そもそも、小学生までのお子さんは元気な方が大半です。好奇心も旺盛ですし、運動能力も発達してきて身体を動かすことが好きな子が多いです。そんな児童期の子ども特有の元気さとADHDの落ち着きのなさははっきりと見分けはつかないため、ADHDの診断は小学校の3年生~4年生に確定することが多いです。こんな行動が何歳にみられたら発達障害、といった具体的な指標はありませんが、2つみきわめるポイントがあります。それは、
①様々な状況でも落ち着きのなさが出ているか。
②落ち着きのなさによって家庭や学校の中で困りごとが起きているか。
です。

どんな状況で落ち着きが見られませんか?

 ポイント①についてですが、例えば近所のスーパーマーケットでは「走らないで!」とどれだけ注意しても走ってしまうけれど、小学校の授業中などは外で走りたくても昼休みまで我慢できている。といった場合は当てはまらない、ということになります。ある特定の場所ではすごく元気だけど、それ以外の場所ではそこまで落ち着きがないわけではないときは、もしかするとその場所にお子さんの元気さを刺激する何かがあるのかもしれませんね。

どんな困りごとがありますか?

 ポイント②の“困りごと”というのは、授業に参加することができない、兄弟間で大きな喧嘩が頻繁に起こってしまうなど、お子さん本人やその周りの方が感じることも含みます。そのため、確かにすごく元気だけど、本人や家族、周りのお子さんや先生など誰も困ったなと思っていない場合は、絶対に病院に連れて行かなきゃ…と思う必要はありません。何か困った状況が出てきた時に、その原因の可能性の1つとして発達障害を疑うという選択肢が出てくるというだけなのです。

一度相談してみませんか?

 実際、病院に連れて行くことまでは考えていないけれど、お子さんの落ち着きのなさや衝動的な行動に不安を感じる保護者の方も多くいらっしゃると思います。そんな方は一度、コグトレ塾でコグトレを体験してみてはいかがでしょうか。認知機能だけではコントロールできない側面もありますが、お子様・自分の注意力ってどの程度なのか知ることで、不注意のミスを減らすことができることもあります。お子さんの状態や苦手さなどを、専門知識を有するスタッフが丁寧にアセスメントいたします。体験をしたら必ず通わなくてはいけないということはありませんので、お気軽にお申し込みくださいませ。

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この記事を書いた人

中村 彩莉/公認心理師
これまで病院や学校で、苦手なことがあるけどどうして苦手なのかわからなくて困っているお子さんとたくさん出会ってきました。今までの経験で培った力で、お子さん本来の力を見つけて、得意も苦手も伸ばせるようにサポートしていきます。

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