COGOT=認知作業トレーニング ってなあに?
こんにちは!心理学修士の中村です。
コグトレ塾の教室では、毎回プリントなどを用いた学習を行う前に、15分程COGOTとよばれるトレーニングを行っています。今回は、このCOGOTについてお話していこうと思います。
COGOT(認知作業トレーニング)ってなに?
発達障害や知的障害を抱えておられるお子様の中には、思うように身体をうまくコントロールすることが難しい方がいらっしゃいます。自分の身体と物の間の距離感がうまくつかめずに身体をぶつけることが多い、ダンスのように人の動きをリズムよく真似ることが難しくロボットのようにぎこちない動きになってしまうといった、身体的な不器用さが幼少期からみられることがあります。成長とともに改善されることもありますが、中には大人になっても不器用さが残ることもあります。
このようなお子様が、身体をうまくコントロールできる方法を学習できるように開発されたトレーニングがCOGOTです。COGOTは「自分の身体」「自分の身体と物」「自分の身体と他人の身体」の大きく3つに分かれています。それぞれどのようなトレーニングを行っているのかを紹介していきます。
1.「自分の身体」を使ったトレーニング
このトレーニングでは、自分自身がどのように身体を動かしているのかを知ることを目的としています。例えば、側屈をしてね、という指示を出した際に、お子さんの中では側屈をしているつもりでも、身体が斜め前に倒れてしまっていることがあります。そのような場合は、背中を壁に付けた状態で側屈をしてもらい、自分が身体を真横に倒していく感覚を感じられるようにすることで、自分がどのように身体を動かしているのかに気づかせることができます。
2.「自分の身体と物」を使ったトレーニング
このトレーニングでは、ボールを投げる、コンパスできれいに円を書く、というような、物を操るときに必要な力加減や身体の動かし方を学んでいきます。例えば、小さな立方体の積み木を歪まないように真っすぐ積んでいくといった指先の動作や、他の人が上手くキャッチできるように、どれくらいの力加減でどの方向に投げるといいかを考えながら実践するといった、身体全体の動作をコントロールするトレーニングを行っています。
「自分の身体と他人の身体」を使ったトレーニング
このトレーニングでは、他の人の動きを見ながら実際に同じような動きをしてみたり、自分が想像している動きを他の人にもしてもらえるように言葉で伝えたりしています。自分と相手の左右を把握することはもちろん、言い方にも気を配らなくてはなりません。例えば「手を上にあげて」と同じように言っても、肩まで上げるお子さんもいれば頭のはるか上まで上げるお子さんもいらっしゃいます。他の人の動きを見ながら、より伝わるにはどのように言い方を変えるといいのかを考える練習にもなります。
COGOTを体験してみたい方は
コグトレ塾では上記以外にも様々な身体を用いたトレーニングを実施しています。ご興味のある方は、ぜひコグトレ塾にて体験してみてください。
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参考文献・引用文献
JACOGT(一般財団法人日本COG-TR学会).”認知作業トレーニング(COGOT)” 2013-05-12. https://cog-tr.net/cogtr/cogot/, (参照2023-05-11)