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どのように身体が動いているかな?ボディイメージについて

こんにちは!作業療法士の菅です。

今回のテーマは「どのように身体が動いているかな?ボディイメージについて」です。
こちらは以前の記事で紹介しました「ワーキングメモリ」と同様に、普段意識して使うことは少ないけれど、すごく重要な身体の機能となっています。早速ご紹介させてください!

「ボディイメージ」と「ボディスキーマ」

 人間発達学でいうボディイメージとは自分自身の身体に意識的にもつイメージのことで、「自分の腕の長さ(太さ)はこれくらい」などの体型の認知を示す言葉です。
似ている言葉に「ボディスキーマ」という言葉がありますが、これは身体的図式とも言われ、「自分が今どんな姿勢をしているか」「手足や関節が空間の中でどんな位置にあるか」を把握する、ボディイメージの基礎になる力のことです。
 誰しも生まれたばかりの赤ちゃんの時は自分のボディイメージを持っていません。成長の過程で周りの環境や自分の体に興味を示し、たくさんのものに触れることで獲得されていきます。例えばうつ伏せになり膝に体重がかかると、膝から入力された触覚や圧覚を脳が処理して、自分には膝があることを認識します。そこから徐々に身体の認知できる範囲が広がったり、認知の精度が高まったりすることで、他者から見た自分の身体と自分自身で認知している身体の整合性がとられてきます。

ボディイメージってどのように使われているの?

 ボディイメージは日常生活の中でも使われます。例えば、段差を超えるときに足元を見なくても躓かずに足を出せる人は整合性のあるボディイメージが獲得されています。また、傘を持った人同士がすれ違う時にぶつからないようによけることができるのは、傘という物体も含めたボディイメージが獲得されているからです。
ボディイメージが未発達なお子さんはこんなことに困ることがあります。

・お友達や周囲の物とよくぶつかる
・よくつまずいてケガをしてしまう
・体育で準備運動やダンスをするときに、お手本を上手にまねできない(動きがぎこちない)

 加えて、全身の自画像を描いたときに首がなかったり、指が多かったり、体型が明らかに違う絵になってしまうのもボディイメージの弱さが関わっています。また、思春期にはボディイメージの弱さから、周囲から見ると決して太っていないのに、自分は太っていると感じることで極端な痩せ願望につながることもあります。

ボディイメージが苦手なお子さまにできるトレーニング

 このように整合性のあるボディイメージを獲得することは日常生活を送る上でとても重要です。私たちコグトレ塾ではボディイメージの獲得を目的としたCOG-OT(コグオーティ)というトレーニングを行っています。本日はその中の「ポーズをまねよう」についてご紹介したいと思います。このプログラムでは先生とお子さんが向かい合って、先生のポーズをお子さんが真似します。向かい合っているのでお子さんは先生のポーズを左右反転して真似する必要があります。最初は左右を間違えたり、足先や指先のポーズを見落としてしまうお子さんも、繰り返し取り組むことで滑らかに間違わずにポーズを取れるようになっていきます。コグトレ塾ではこれだけでなく、物と自分の身体との関係を感じるプログラムや自分の身体をよく感じる活動など様々な活動を行っています。

 もし、お子さんのボディイメージに不安がある方は無料体験会で相談することもできます。ぜひご活用くださいませ。

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参考文献

医療法人全医会 あいちせぼね病院 コラム 姿勢① ~悪い姿勢はイメージが原因?~ https://www.itoortho.jp/rehabili/column005.html

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