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コグトレ塾のコラム

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コグトレってなあに?ーコグトレの起源を確認してみようー

 皆さんこんにちは。心理学修士の中村です。
 
 コグトレ塾の名前にも入っている「コグトレ」という名前のトレーニングは、児童精神科医である宮口幸治先生によって考案されました。今回は、そんな「コグトレ」はどのようにして生まれたのかをお話していきます。

「見る」「聞く」などの認知機能の土台のつまづき

 宮口先生は、発達障害や知的障害をもつたくさんの少年たちと関わる機会が多く、その中で「見る」「聞く」といった学習の土台である「認知機能」の弱さをもった子どもたちが多くいることに気づきました。例えば、中学生・高校生の年齢であっても小学校低学年で学習する漢字がなかなか覚えられなかったり、100-7のような簡単な計算ができなかったりするのです。また、丸を書きそれを3等分するように指示すると、真っ先に丸が半分になるような縦線を引き、そこで固まってしまう少年も多くいました。
このことに衝撃を受けた宮口先生は、「認知機能」が弱いまま何も支援を受けられずに中学校や高校に進学してしまった子どもたちは、学校の勉強についていけず、同級生との友好関係も上手く築くことが難しいのではないか、その中でも周囲の環境が不適切だった子どもたちは非行にはしってしまうこともあるのではないかと想像しました。そこで、学習や社会生活につまづく可能性のある子どもたちのために、「認知機能」を向上させるトレーニングの開発が必要だと考えたのです。

コグトレ=「認知機能強化トレーニング」

 この「認知機能を向上させるトレーニング」として開発されたのが、「コグトレ」こと「認知機能強化トレーニング」です。このトレーニングは漢字を覚えたり計算の練習をしたりするのではなく、それらを行う上で必要な認知機能を強化するものです。内容にも工夫がされており、取り組むお子さんが勉強をしていると感じられない、まるでパズルやゲームのような課題が多く用意されています。これは、お子さんができないと思って傷つき、学習することを嫌がってしまうことを防ぐためなのです。

困ったら専門家に頼るのも一つの手

 「コグトレ」を取り組むための書籍はたくさんの種類のものがあります。それを使っていただければご家庭の中でも気軽に「コグトレ」を行うことができます。しかし、あまりにも種類が豊富過ぎて何を使ったらいいのかわからないといったお問い合わせを多くいただきます。たしかに、お子さんが特に必要とされているトレーニングを受けられなければ意味がありません。
 コグトレ塾では、お子さんひとりひとりにアセスメントを行い、認知機能の中でもどの力が弱いのか、どういうことを得意としているのかを詳しく分析し、お子さんにあったカリキュラムを作成しています。「コグトレ」に興味はあるけれど、自分の力で子どもにさせる自信がない…というかたは、コグトレ塾にぜひお問い合わせください。

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参考文献

 宮口幸治(2019). ケーキの切れない非行少年たち 新潮社.

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