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子どもが発達障害かも…と思ったら読む話

 最近、よく耳にすることが多くなった『発達障害』。テレビやSNSでは、発達障害の当事者やお子さんに密着したものも見かけるようになりました。そんな中、コグトレ塾には、もしかしてうちの子発達障害なのでは…?と発達障害かどうか不安を感じて相談に来られる保護者の方からの相談も多く寄せられています。そこで、今回はそもそも発達障害とは、グレーゾーンとは何なのかについてお話していきたいと思います。

発達障害の種類

 一口に発達障害と言っても、特徴ごとにいくつかの種類に分かれています。主なのは3つあり、『ASD(自閉症スペクトラム)』『ADHD(注意欠陥・多動性障害)』『SLD(限局性学習障害)』に分類されます。それぞれ簡単にご紹介していきましょう。このうちのどれか1つの特徴を持っている方もいらっしゃいますが、複数の発達障害を抱えている方もいらっしゃいます。

ASD:自閉症スペクトラムとは

 『ASD』は別名を自閉症スペクトラムといいます。社会のルールを理解することや他人とのコミュニケーションを苦手としています。特定の物しか食べない、特定のおもちゃでしか遊ばないといった強いこだわりや、大きな音が苦手で人混みに行けない、痛みを感じにくくケガをしていることに気づかないといった、感覚の敏感/鈍感さをお持ちの方もいらっしゃいます。

ADHD:注意欠陥・多動性障害

 『ADHD』は注意欠如・多動性障害とも呼ばれています。集中が長続きせず、ぼーっとしてしまったりそわそわと身体を動かしてしまったりする他、順番を待てずに列に割り込む、その場の空気を考えずに思いついたことを喋ってしまうといった衝動的な行動が出やすい方もいます。その一方で、1つのことに集中すると他に注意が向かず、話しかけられても気づかないこともあります。

SLD:限局性学習障害

 『SLD』とは限局性学習障害とも言い、少し前までは『LD』と呼ばれていました。読む・書く・話す・聞く・計算する・推論する、のいずれかが、他の学習能力に比べて極端に苦手という特徴があります。同じ学年の子と一緒におしゃべりして楽しめるけれど、ひらがなや漢字が読めない、書けないといったことや、他の科目は周りのお子さんと同じかそれ以上にできているのに、1桁の足し算でも指を使わないと分からないということがおきます。
続いて、発達障害のお子さんに対する親のかかわり方についてご説明いたします。

発達障害と親のかかわり方

 これらの発達障害はどれも生まれもっての脳の特徴であると考えられており、幼少期から上記にあげたような特徴が見られます。保護者の関わりや本人の努力が足りないために、成長の途中で発症するわけではありません。
愛着障害等のことばを最近はよく聞きますが、この記事を読んでいる方のほとんどが、お子さんのことを心配されてみているのだと思います。発達障害を心配されている保護者の方は、自分の愛情不足が原因であると気負う必要はありません。

発達障害の特徴に当てはまる…

 ところで、上記の3つの発達障害の特徴を読んで、「え、私にも当てはまる!」と思われた方はいらっしゃいますか?それもそのはずで、こういった行動の特徴はすべての人に少なからずあるものなのです。例えば今までの人生の中で忘れ物をしたことがないという人はめったにいらっしゃらないと思います。誰だってうっかり他のことに気を取られることはあります。忘れ物が多いからといって、誰もがADHD、というわけではないのです。
 発達障害と診断されるのにはいくつか条件があり、どんな特性があるか、いつからあるか、どれくらい日常生活に影響しているかなどを考慮して、最終的にお医者さんが判断します。そのため、ほぼほぼ発達障害の特徴があるにもかかわらず、診断基準に少し満たないために、発達障害の特徴はあるけれど、発達障害ではない、と判断されることもあります。これが『グレーゾーン』と呼ばれる状態です。

発達障害・グレーゾーンのお子さんにできること

 グレーゾーンは障害ではなく、正式な名称でもありません。そのために、困っているけれど支援や福祉サービスを受けることができない、努力が足りないと思われてしまうといった問題が起きやすいのです。
 コグトレ塾では、発達障害と診断されているお子さんだけでなく、グレーゾーンのお子さんにもトレーニングを実施しております。障害の有無ではなく、お子さんに困りごとがある方はぜひ、お気軽にご相談ください!

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言葉の苦手さがコミュニケーションに影響を与えている可能性もあります。

発達障害の傾向にあるお子さんはコミュニケーションの苦手さを感じているお子さんも多くいらっしゃいます。しかし、発達障害でなくても、得意不得意は存在するものです。
例えば、程度には寄りますが、言葉の苦手さ、相手に伝わる伝え方が分からない等でコミュニケーションの苦手さを感じている場合もあります。
実際に様子を見てみないとお伝えしにくいこともありますので、一度体験にお越しください。

30分間のお子様に合わせたトレーニングを受けることができます。対応は個別ですので、安心してお越しいただけます。

(対応可能教室:江坂・世田谷)

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この記事を書いた人

中村 彩莉/公認心理師
これまで病院や学校で、苦手なことがあるけどどうして苦手なのかわからなくて困っているお子さんとたくさん出会ってきました。今までの経験で培った力で、お子さん本来の力を見つけて、得意も苦手も伸ばせるようにサポートしていきます。

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