発達障害の可能性があるお子さんに関するお悩み
前回のコラムでは、『発達障害』とは、『グレーゾーン』とは何なのか、というお話をさせていただきました。
こちらを読んで、ますますお子さんのことが不安になってしまった方もいらっしゃるかもしれません。そこで、今回は『発達障害(グレーゾーン)かもしれないお子さんのためにできること』についてお伝えしていきます。
発達障害を疑う時の注意点
ここで1つ気を付けておきたいポイントが、「うちの子、発達障害かもしれない…」という不安が強くなりすぎて、「うちの子は絶対に発達障害だ!」と思い込んでしまうことです。今はインターネットやSNSで発達障害の特徴をすぐに調べることができる時代です。様々な特徴が挙げられていて、〇個当てはまったら発達障害の可能性が高い、というチェックリストもすぐに見つけることができます。しかし、前回のコラムでお話したように、発達障害の特徴は、程度の違いはあれ、誰しもがもっているものです。落ち着きがなくて忘れ物が多いお子さん全員がADHDではありませんよね。お子さんが発達障害かどうかは、保護者の方からの聞き取りや、乳幼児期の様子、現在困っていることや発達検査の結果などから、専門家が総合的に判断します。医師ではない私たちが勝手に思い込んでしまうことで、本当であれば必要のない手助けをしてしまったり、反対に必要としていたサポートを受ける機会を失ってしまったりするかもしれないのです。
発達障害かもしれないと思った時の相談場所
では、「発達障害かもしれない…」と思ったらどうしたらよいのでしょうか。できることの1つとして、クリニックや子育て支援センター等への相談があります。主に、小児科や児童精神科、お子さんに対応している心療内科に、発達障害の専門医が所属していることが多いです。また、「お住まいの市町村+発達相談」のようにインターネットで検索をすると、保護者の方がお子さんの発達について相談できる施設を見つけることができます。
ただ、いきなり児童精神科や心療内科といった病院に行くことに、少し躊躇う方もいらっしゃると思います。確かに病院へ相談に行くことは、医師という専門家に見てもらうための最短ルートです。しかし、現在は受診希望のお子さんが多く、1ヶ月以上先まで予約でいっぱいといったクリニックも少なくありません。そのため、まずはお住まいの地域にある、無料で発達相談を受けられる施設を利用してみることもおすすめです。
診断でなく、できることが増えてほしいと思ったその時の相談場所
「発達障害かもしれない…」と思われたとき、次に頭に浮かんだのは「診断してもらいたい…」でしょうか。「子どもがより良く過ごしていくためにはどうしたらいいんだろう…」でしょうか。コグトレ塾は、“診断”はできませんが、お子さんがどうして困っているのか、どんな工夫やトレーニングをしたら困りごとを減らせるのか、というアセスメントやアドバイスをすることができます。お子さんが困っているけれど何をしてあげたらいいのかわからない、診断はいらないから困っている状況を何とかしてほしい、そんな方はぜひコグトレ塾へご相談ください。相談は無料ですし、現在は無料体験会も受け付けておりますよ!
指先・眼の動きが処理速度に影響を与えている可能性もあります。
「板書が苦手」「素早く字が書くことができない」という処理速度に関するお悩みをお持ちのお子さんの中には、指先の不器用さや眼の動きの苦手さを原因とするお子さんもいらっしゃいます。
お子さんによって困りごとの原因は様々ですので、一度、作業療法士とどんなことが原因で困っているのか、相談に来てみませんか。
実際に様子を見てみないとお伝えしにくいこともありますので、一度体験にお越しください。
30分間のお子様に合わせたトレーニングを受けることができます。対応は個別ですので、安心してお越しいただけます。
(対応可能教室:江坂・世田谷)
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この記事を書いた人
中村 彩莉/公認心理師
これまで病院や学校で、苦手なことがあるけどどうして苦手なのかわからなくて困っているお子さんとたくさん出会ってきました。今までの経験で培った力で、お子さん本来の力を見つけて、得意も苦手も伸ばせるようにサポートしていきます。