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WISC-Ⅴの凸凹別お困りごと ~見ること編~

みなさんはIQという言葉を聞いたことがありますか。IQというと、クイズ問題を解いて、IQがすぐに出る!という番組をイメージする方もいらっしゃるかもしれません。
実はIQとは「言葉の理解」「形の理解」「思考力」「記憶力」「スピード」などいろんな側面を平均を100としてみることが出来るものなのです。
今回はWISC-Ⅴの検査の結果から「見る」といったことに苦手さがあるお子さんの検査結果を一例に紹介いたします。

 

WISC-Ⅴの検査項目について

お子さんの学習面や生活面での困りごとはどうして起きているのか、お子さんの苦手なことと得意なことは何なのか等を知るために実施するのが、知能検査です。特に広く使われているものはWISCと呼ばれているものです。様々なバージョンがありますが、最新のWISC-Ⅴ(ウィスク・ファイブ)では、聞いた言葉から学習をしたり話したりする能力である『言語理解』、見た文字や図形などを正しく認識するために必要な『視空間』、今までの経験を活かして初めて見る問題に取り組んだり、見たものから流れを理解したりする『流動性推理』、見たり聞いたりしたことを覚えておくために必要な『ワーキングメモリー』、筆記作業を素早く、正確に行う『処理速度』の5つの能力を調べることができます。
 実際、この『言語理解』『視空間』『流動性推理』『ワーキングメモリー』『処理速度』5つの能力がWISC-Ⅴの中ですべて同じ点数になるようなお子さんはほとんどいらっしゃいません。人間ですから、多かれ少なかれ苦手や得意分野があるのは当然なのです。しかし、中にはWISC-Ⅴの検査結果のいくつかの能力が、他と比べて極端に得意/苦手であるお子さんもいらっしゃいます。そのようなケースでは、学習面や生活面で、困りごとを感じることが多い傾向にあります。WISC-Ⅴの中でどんな凸凹があると、どんな困りごとがあるのか、とある一例とともにご紹介させていただきます。

WISC-Ⅴ:『視空間』『流動性推理』『処理速度』が低いお子さん

 今回はWISC-Ⅴの『視空間』『流動性推理』『処理速度』、この3つが「言語理解」や「ワーキングメモリー」の能力よりも苦手なお子さんについてお話していきます。
これらの『視空間』『流動性推理』『処理速度』の能力には、“見たものをもとに〇〇する”といった共通点があります。例えば、『読む』『書く』『聞く』『話す』という、学習の中で必要とされる作業の中では、『読む』と『書く』が苦手な状態です。一方で、『聞く』『話す』は問題なくできるため、おしゃべりはできるけど、作文や漢字の書き取りなどは苦手でやりたがらない、といった困りごとが起こりやすいです。また、「〇〇してね」といった声掛けには対応できるのに、予定表を見ながら準備をしたり、見本を見ながらその通りに作業をしたりすることは上手くできない、というお子さんもいらっしゃいます。学校の宿題の多くは、書くことが求められるものですので、このような凸凹を持つお子さんは、宿題を全然やらない、やる気がない、まじめにやらない、と思われてしまいやすいのです。

WISC-Ⅴ:『視空間』『流動性推理』『処理速度』が低いお子さんへのサポート

このようにWISC-Ⅴの『視空間』『流動性推理』『処理速度』が低いお子さんのサポートには、苦手な『書く』『読む』をひたすら練習するのではなく、できている『聞く』『話す』を活かしていくことが大切です。例えば、作文をする前にまずどんなことを書きたいか話してもらったり、漢字を書く際に「左に“カタカナのシ”を書いて、右上に横線3本と縦線1本、その下に“月”で、清」というように言葉で見る苦手さを補ったりする方法が効果的です。

WISC-Ⅴ:『視空間』『流動性推理』『処理速度』以外の苦手さもあるお子さんへ

 今回はWISC-Ⅴの『視空間』『流動性推理』『処理速度』が苦手なお子さんのお話をしてきましたが、苦手さにも差がありますし、得意なものもお子さんによって異なります。上記の例に当てはまるところもあれば、当てはまらないところがあるお子さんも多いと思います。お子さんはどんなことが苦手で、どんなサポートができるのか、コグトレ塾でアセスメントを受けてみませんか?現在無料体験会も実施中です!

コグトレ塾の作業療法士・公認心理師に発達障害について相談をする

子どもに合うサポート診断

お子様にできることをお探しの際に、どんなサービスが合うのか、本当に悩みますし、調べれば調べるほど混乱してきてしまうものです。自費事業で探されている場合は、まずはどんなサポートが合うのか診断してみましょう。

おススメ診断コース:通える場所にコグトレ塾・シューレがある。個別でなくても集団することに抵抗はない。子どもの認知機能を強化して、見る力や注意力、処理速度を高めたい。言葉や数の概念、指先の不器用さが基本的な困りごとである。知能検査や対人トラブルについて、随時相談できる人が欲しい。

診断結果とおすすめサービス

おすすめ① コグトレ塾 通信コース

コグトレ塾の通信コースは保護者の方との取り組みがメインとなるコースです。
遠方でコグトレ塾に通えないというお声が多かったため、できたコースになります。

保護者の方からの相談でありがちな
「どの教材に取り組んだらいいのか分からない」
「正しいやり方なのか分からない」
「相談する場所がない」
「本当に効果があるのか分からない」
というお困りごとをサポートさせていただきます。


おすすめ② コグトレ塾 通塾コース

コグトレ塾のスタンダードなコース。
通える距離にお住まいなのであれば、やはり作業療法士・公認心理師と一緒にトレーニングする通塾コースがおススメです。

現在教室は3店舗!

・世田谷校(東京都世田谷区)〒156-0052 東京都世田谷区宮坂3丁目15−4
・江坂校(大阪府吹田市)〒564-0051 大阪府吹田市豊津町9−15 日本興業ビル 9階 907号室
・星ケ丘校(愛知県名古屋市)〒464-0801 愛知県名古屋市千種区星が丘山手911 サンホシガオカ 3B

上記3教室では、知能検査WISC-Ⅴを受けることが可能です。

おすすめ③ リニエシューレ オーダーメイドコース

言葉・語彙の少なさ、数の理解が苦手、ビジョントレーニング、コミュニケーションの苦手さ、身体の不器用さ、指先の不器用さなどの個別性の高い困りごとの解決をこちらでは対応することが可能です。作業療法士との1対1なので、不登校のお子様も不安が少なく、通うことができます。

【対応教室】
・世田谷校(東京都世田谷区)〒156-0052 東京都世田谷区宮坂3丁目15−4
・江坂校(大阪府吹田市)〒564-0051 大阪府吹田市豊津町9−15 日本興業ビル 9階 907号室

おすすめ④ リニエシューレ 心の発達相談室

「少し発達が遅れているかも…」
「学校での対人トラブルが多くて困っている」
「誰にも話せない子育てのことについて相談したい」
「検査を取ったあともアフターフォローしてくれるところを探している」
「優しくて、こどもが安心して相談できる公認心理師を探している」
そんな方はまず、心の発達相談室へご相談ください。
心の発達相談室には、公認心理師・臨床心理士のダブルライセンスのスタッフが在籍しています。
リーズナブルにカウンセリングを受けることができます。
Zoomなどで相談をすることも可能です。

MENSA(メンサ)の入会希望で、知能検査を受けなければならない場合などもご相談ください。(MENSA(メンサ)とは、上位2%のIQを持つ人たちが参加しているグループのことです。MENSA(メンサ)入会で必要な知能検査は名古屋市の心の発達相談室で受けることが可能ですが、MENSA(メンサ)に入るためのトレーニング等は行っておりませんので、ご理解の上、ご相談ください。MENSA(メンサ)入会にあたって書式の指定がありましたら、ご相談ください。)MENSAメンサについて詳細を知りたい方はMENSA(メンサ)の公式HPよりご確認ください。

【対応教室】
・星ケ丘校(愛知県名古屋市)〒464-0801 愛知県名古屋市千種区星が丘山手911 サンホシガオカ 3B

子どもの発達に困った時のファーストステップ 心の発達相談室 公認心理師・臨床心理士が1対1でご相談をお受けします。 名古屋市で知能検査・対人スキルの評価・カウンセリングをお探しならば、心の発達相談室へ

コグトレ塾 校舎一覧

☆星ケ丘校☆
愛知県名古屋市千種区星が丘山手911 サンホシガオカ3B
アクセス

対応可能:知能検査・WISC-Ⅴ・対人トラブル相談・検査・カウンセリング・コグトレ

☆江坂校☆
〒564-0051 大阪府吹田市豊津町9-15 日本興業ビル9階 907号室
大阪メトロ 御堂筋線江坂駅 南改札 9番出口直結
アクセス

対応可能:知能検査・WISC-Ⅴ・個別トレーニング・コグトレ

☆世田谷校☆
〒156-0051 東京都世田谷区宮坂3丁目15-4 AR経堂ビル2階
アクセス

対応可能:知能検査・WISC-Ⅴ・個別トレーニング・コグトレ

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