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図形がうまくかけないのはなぜ?

最近では、幼児用の教材から、三角形や四角形の違いを見分ける課題、丸を書く課題などが多く取り入れられています。また、「三角形と丸を描き分けることができない」「どうしても角がない形になってしまう」など就学前に気になるという相談を寄せられることが度々あります。
なぜ、図形がうまくかけないのでしょうか?

図形の見本を見ても図形の特徴を見ることができないなど、課題の難易度に対して年齢に応じた「見る力」が育っていないこと。見ることができていても手の運動(運筆)がうまく行えていない可能性もあります。
運筆については、小さなお子さんは自由なお絵描きの中で、最初は手首や指先が使えず大きな円しか書けません。
次第に手指も上手に使えるようになり、小さな丸を描き始めます。
手指の運動がうまくできていない段階ではきちんと見ることができていても、図形がうまく描けない可能性があります。
手指の発達については、以前に記事を書かせていただいているので、そちらもご覧ください。
(https://cogtorejuku.jp/2020/06/11/grip-pinch/)
 
一方で、「見る力」に苦手さがある場合、どのような段階につまずきがあるのかを確認していく必要があります。
例えば、縦線や横線は書けるのか?斜めの線は書けるのか?線の交差は見ることができているのか?などです。
もし、斜めの線を描くことができないときに三角形を描こうとしても、うまく描けない場合があります。
年齢や手指の発達に応じて、トレーニング方法も様々ありますが、図形の上を指でなぞることや、図形を組み合わせた塗り絵などで、形を塗り分けるなどの方法があります。
他にもコグトレの点つなぎのプリントや同じ形を見つける課題、図形を覚える課題も有効です。
見る力の状態については、WISC-Ⅳの検査やコグトレのプリントの取り組みの様子からも評価することができます。
気になる点がある方はコグトレ塾でもWISC-Ⅳの検査や見る力の簡単なチェックも行っていますので、お越しになってはいかがでしょうか。
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コグトレ塾では、無料体験会を行っています。実際のクラスを体験しながら、簡易的な検査を通してお子さんの得意と苦手の傾向を確認します。
また、保護者様と面談を通し現在の困りごとや、これからどのようにしていきたいかなどご相談していただくことができます。
集団でのクラス体験に抵抗がある場合は個別での体験も行っていますので、お気軽にご相談ください。

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参考文献
・岩﨑 清隆, 鴨下 賢一,岸本 光夫(2019)『発達障害の作業療法 実践編』三輪書店
・鴨下賢一(2016)『発達が気になる子への読み書き指導ことはじめ』中央法規出版

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