コグトレってなあに??( 無料ダウンロードリンク有)
「コグトレ」という教材をご存じでしょうか。コグトレは現在では小学校や中学校、高校などの教育現場、放課後等デイサービスなどの療育現場、療育センター、医療機関などでも用いられることが増えてきた、教材の一つです。
今日はコグトレとは何なのか、改めて説明したいと思います。
コグトレとは?
コグトレとは、認知機能強化トレーニング(Cognitive ●● training)の略であり、認知機能の苦手さにより、生きづらさを持った大人子どもへの運動や学習、社会面に対するトレーニングのことです。コグトレには、「身体面のコグトレ」「学習面のコグトレ」「社会面のコグトレ」というものがあります。勉強や社会で必要なスキルを包括的にトレーニングすることが出来るのがこの「コグトレ」の特徴です。
コグトレではどんなことをするの?
コグトレの学習面の課題では
覚える問題…見たり聞いたりした情報を正しく覚える問題
数える問題…注意深さや正確さが必要な課題
写す…見た形をそのまま捉えたり、回転をした時のイメージをする課題
見つける…視覚情報の探索をする課題。視覚認知の応用問題
想像する…見た情報を操作してイメージする課題
があります。
お子さまの苦手さに応じて、どの課題をするか選択し、苦手さのトレーニングや得意を伸ばすトレーニングをしていきます。
認知機能を強化することが目的の課題です。
認知機能とは何なのか、以下でご説明します。
コグトレで強化する「認知機能」とは?
コグトレで強化する「認知機能」ですが、「認知機能をトレーニングする」と聞くと、「病気なのかな?」という印象を受ける人も少なくないかもしれません。「認知機能」とは、「記憶・言語理解・注意・知覚・推論判断」などの日常的に使うみなさんが持っている機能のことです。これらの認知機能にも「覚えるのが得意!苦手…」などの個性があります。これらの得意不得意の程度によって、生活面・学習面に苦手さとして出てきます。
では、どのように認知機能は日常生活の中で働いているのでしょうか。
日常生活の中でも料理を例として考えてみたいと思います。
「野菜炒めをつくる」という中でも認知機能は使われます。
生活の中で活躍する「認知機能」
野菜炒めをつくる!と決めたとき、まず必要な野菜や調味料をそろえなければなりません。必要な食材を忘れずに買ってくる時には、「家にあったかな?」と思い出しながら、「記憶」の認知機能が必要になります。
早速つくるときには、レシピに書かれている言葉を理解しなければなりません。これは「言語理解」の認知機能が必要になります。料理の中では、包丁で手を切らないように注意を向けながら、野菜を適切な大きさに切らないといけません。ここでは「注意」の力が必要になります。
炒めるときは、視覚や嗅覚、聴覚を使いながら、焦げていないか判断をしていきます。ここで使われるのは、「知覚」です。また、レシピ通りに作っていても、火加減は強くするのか、もう少し炒めるのか、という「推論判断」も必要になってきます。
このように、「認知機能」とは日常の生活で毎日使われている機能なのです。ただ、「よく必要な食材を買い忘れてしまう。」「食材を切るとき同じ形に切る方法が分からない」「レシピの文章理解が難しい」等、一定の苦手さを有している方もいらっしゃるかもしれません。これは、思い当たることがあってもすべてが障害なのではなく、今まで経験したことのないことにも同じことが起こります。脳機能の発達に沿ってお話をすると、使ったことが無い脳の神経回路は効率よく働かないため、上手くいかないことも多いのです。
このような苦手さを「苦手」として誰かにお願いしたり、違う方法で代償したりするのも毎日の生活では重要なことです。ただ、コグトレでは、「覚える」ことをトレーニングして、少しでも忘れものをすることを減らし生活が楽になるようにすること、「見る力」をトレーニングして、形を理解することが出来るようになるなど、一部分でも少しでも自分でできるようになることを目標として、トレーニングをしていきます。
コグトレで効率よく、効果的にトレーニングするには?
コグトレだけでなく、認知機能を強化するには、ある一定の期間が必要になります。脳機能の話になってしまいますが、あることを学習したとき、脳の神経ネットワークの結びつきが強化され、一時的にできるようになったと思いがちですが、脳のネットワークが安定しないともとに戻ってしまいます。そのため、できた!と思ってもある程度の期間はミスが無くなるまでトレーニングする必要があります。また、個々に合ったレベルであることも必要です。コグトレでトレーニングしたいと思っている人にとって、コグトレの難しい課題をできないままいくら繰り返しても学習にはつながりません。そのため、コグトレに取り組む前には個々の認知機能の特性を知るための適切なアセスメントが必要なのです。
コグトレのプリントの無料ダウンロード
コグトレは立命館大学の宮口幸治先生がつくられたものです。
宮口幸治先生がつくられた日本コグトレ学会というものがあります。
このコグトレ学会のホームページではコグトレの教材を無料でダウンロードし、ご自宅でコグトレを試すことが可能です。
コグトレ学会HP【コグトレ無料ダウンロードはこちら】
また、コグトレの教材のご購入を検討されている方は以下より、ご購入ください。
一部ではありますが、各教材のサンプルも無料でダウンロードできますので、購入前に一度ダウンロードして、試してみてはいかがでしょうか。
以下の教材はCD-Rがついてきて、教材を1度購入すると、何度でも繰り返し使えるのが特徴です!
一度、無料ダウンロードの上、お子さんと取り組んでみてください。
【コグトレ無料サンプル有リンク】
コグトレ みる・きく・想像するための認知機能強化トレーニング
参考文献:宮口英樹;コグトレとは(コグトレ研究 第一号),p16-17
子どもに合うサポート診断
お子様にできることをお探しの際に、どんなサービスが合うのか、本当に悩みますし、調べれば調べるほど混乱してきてしまうものです。自費事業で探されている場合は、まずはどんなサポートが合うのか診断してみましょう。
診断結果とおすすめサービス
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コグトレ塾の通信コースは保護者の方との取り組みがメインとなるコースです。
遠方でコグトレ塾に通えないというお声が多かったため、できたコースになります。
保護者の方からの相談でありがちな
「どの教材に取り組んだらいいのか分からない」
「正しいやり方なのか分からない」
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「本当に効果があるのか分からない」
というお困りごとをサポートさせていただきます。
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コグトレ塾のスタンダードなコース。
コグトレ塾へ通える距離にお住まいなのであれば、やはり作業療法士・公認心理師と一緒にトレーニングする「通塾コース」がおススメです。
無料体験会を実施しています!
無料体験会では、お子様にコグトレのプリントを数枚取り組んでいただき、お子様がどんなトレーニングをすると、学校や生活でできることが増えそうか。見立てをお話させていただきます。
現在教室は2店舗!
・世田谷校(東京都世田谷区)〒156-0052 東京都世田谷区宮坂3丁目15−4
・江坂校(大阪府吹田市)〒564-0051 大阪府吹田市豊津町9−15 日本興業ビル 9階 907号室
上記3教室では、知能検査WISC-Ⅴを受けることが可能です。
おすすめ③ リニエシューレ オーダーメイドコース
言葉・語彙の少なさ、数の理解が苦手、ビジョントレーニング、コミュニケーションの苦手さ、身体の不器用さ、指先の不器用さなどの個別性の高い困りごとの解決をこちらでは対応することが可能です。またソーシャルスキルの個別トレーニングにも対応しております。作業療法士との1対1なので、不登校のお子様も不安が少なく、通うことができます。
【対応教室】
・世田谷校(東京都世田谷区)〒156-0052 東京都世田谷区宮坂3丁目15−4
・江坂校(大阪府吹田市)〒564-0051 大阪府吹田市豊津町9−15 日本興業ビル 9階 907号室
おすすめ④ シューレ学習塾 (宿題サポート)
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リニエシューレ宿題サポートでは、「作業療法士」がお子さまの状態に合わせて、学習のサポートをいたします。
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【対応教室】
リニエシューレ江坂:大阪府吹田市豊津町9-15 日本興業ビル9階907号室 大阪メトロ御堂筋線江坂駅 直結
コグトレ塾 校舎一覧
☆江坂校☆
〒564-0051 大阪府吹田市豊津町9-15 日本興業ビル9階 907号室
大阪メトロ 御堂筋線江坂駅 南改札 9番出口直結
アクセス
対応可能:知能検査・WISC-Ⅴ・個別トレーニング・コグトレ
☆世田谷校☆
〒156-0051 東京都世田谷区宮坂3丁目15-4 AR経堂ビル2階
アクセス
対応可能:知能検査・WISC-Ⅴ・個別トレーニング・コグトレ