
拗音:小さい文字の言葉「ゃ・ゅ・ょ」の学習。
みなさんは「拗音(ようおん)」という言葉を聞いたことがありますか?日本語の中でも「しゃ」のように、「ゃ」「ゅ」「ょ」を含める言葉のことを拗音と言います。おおよその方は難なく拗音を日々の生活の中で使いこなしていると思いますが、実は、お子さんにとってはマスターするのがなかなか難しい言葉なのです。今回は、拗音の学習についてお話していきます。
いくつの音でできている「ことば」かな?
突然ですが問題です。「おもちゃ」と「おもちや」はそれぞれいくつの音からできていますか?もちろん正解は「お も ちゃ」が3つ、「お も ち や」が4つですよね。書いてあるひらがなはどちらも4種類ですが、「ちゃ」は1つの音なので4つの文字でも3音しか読みません。この音のまとまりを捉える力が十分に発達できていないお子さんは、拗音の書き分けや読み分けが難しいことがあります。
また、ひらがなの文字と読み方の結びつきが不完全なお子さんは、「し」と「や」で「しゃ」という音になるといった認識が弱く、「ぎゅうにゅう」を「ぎうにう」、「りょうり」を「りおり」と、聞いた音を正しいひらがなになおせないことが多いです。
音のまとまりが分からない時はどうすればいい?
では、このようなお子さんにはどんな風に拗音を教えるとよいのでしょうか。1つは、音のまとまりを意識させるという方法です。たとえば、「りんご」はいくつの音からできているか、音の数だけ手を叩きながら「り・ん・ご」と言っていきます。こうすることで拗音が1つの音からできている、ということがわかりやすくなるのです。
他の方法として語彙を増やす、というものがあります。ひらがなの読み書きや聞き取りに苦手さのあるお子さんは、物の名前など、語彙があまり身についていないことがよくあります。たとえば、「た」から始まる3音以上の言葉を10個探してみる、というように、ゲーム感覚で語彙を増やすことがお勧めです。
「ことば」のトレーニングできる場所をお探しの方へ
ひらがなを正しく読んで書くためには、聞く力や覚える力などが必要です。こどばをなかなか覚えることができないお子さんや、ひらがなは何とか使えるようになったけど、カタカナでまたつまずいてしまったというお子さんもいらっしゃいます。小学校1年生でひらがなとカタカナを学習しますが、2年生からはひらがなもカタカナもしっかり覚えられたことを前提に学習が進んでいきます。国語だけでなく、社会や理科など、言葉を正しく読んで書くことが必要なものはたくさんあります。シューレでは個別で「ことば」の苦手さにアプローチしていきます。嫌いな言葉のお勉強もシューレなら楽しくゲーム感覚でトレーニングすることが可能です。そして、お子さんが学校で困ってしまう前にこどばについてもお子さんにどんな苦手さがあるかチェックすることができますので、まずはお気軽に体験会にお越しください。
お困りごとがあればいつでもご相談ください。
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この記事を書いた人
中村 彩莉/公認心理師
これまで病院や学校で、苦手なことがあるけどどうして苦手なのかわからなくて困っているお子さんとたくさん出会ってきました。今までの経験で培った力で、お子さん本来の力を見つけて、得意も苦手も伸ばせるようにサポートしていきます。