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身体の不器用さがあるお子さんにできること

皆さん、こんにちは

前回、「身体の不器用さとは何なのか」ということを書かせていただきました。
身体の不器用さの背景にも様々原因がありますので、専門職のいる機関に相談してみることも解決につながるかもしれません。
今回は、「身体の不器用さがあるお子さんにどんなことができるのか?」というテーマで書かせていただきたいと思います。

〇身体的不器用さの背景にある「ボディイメージ」
 私たちが初めての運動やスポーツをするとき、失敗したら微細な修正をしながら、成功できるパターンを覚えていきます。この時に「ボディイメージ」が重要であり、「もう少し肘を伸ばしてみよう」「膝を高く上げて見よう」など身体の一部に注意を向けて、部分的に修正することで出来るようになっていきます。もし、ボディイメージが未熟であれば、「肘」「膝」などの部分に注目する力が弱く、「腕」「脚」など大きな部分として捉えてしまうため、動きの観察や修正も難しくなってしまいます。

〇ボディイメージのトレーニング
 これまでお話したように、ボディイメージの未熟さは自分の身体部位への注意が難しい状態にあると言えます。そのため、まずは自分の身体がどのように動くのかを知ってもらう必要があります。
①ポーズの真似っこ
まずは右腕だけでも構いません。「肩」「肘」「手首」などそれぞれの関節で動かすことができる方向は限られています。複雑な動きではなく、まずは「肩から腕を挙げる」「肘を曲げる」など、基本的な関節の動きを知ってもらいます。そして、見本のポーズを観察し、自分の身体のどこを動かせば同じポーズになるのかを試してもらい、自分の身体の動かし方を学んでもらいます。この段階が難しい場合は鏡などを用いて、自分の身体の動きを視覚的にとらえる必要があります。

②ポーズを伝えよう
ここでは、ポーズを言葉で説明してもらいます。見本のポーズを言葉にすることで、より身体の部位に目を向けることができ、さらに「前」や「後ろ」などの方向や「曲げる」「伸ばす」などの動きにも注目することができます。

コグトレ塾でもこのような身体の使い方のトレーニングを行っております。身体的に不器用なお子様のお困りごとを一度コグトレ塾の体験会にて相談してみませんか?
お問い合わせお待ちしております。

参考文献
・宮口幸治,宮口英樹『不器用な子どもたちへの認知作業トレーニング』三輪書店

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