column

コグトレ塾のコラム

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 子どもの発達
  4. 「読み」「書き」が苦手な子どもへのサポート

「読み」「書き」が苦手な子どもへのサポート

 こんにちは。前回のブログでは、「読むこと」「書くこと」が苦手になってしまう理由や、苦手さのあるお子さんの特徴についてお話ししました。今回は、そんなお子さんにはどんなことができるのか、どのようなサポートが効果的なのかということについてお話していきたいと思います。

「読むこと」が苦手なお子さまへのサポート

 まず1つ目、これは読むことが苦手なお子さんに向けたサポートです。文字を読むことがゆっくりであったり、音読のときにつかえることが多かったりするお子さんには、1つの単語ごとに印をつけてあげると、どこまでが1つの言葉なのかが一目でわかるため読みやすくなります。
 例えば、教科書に「むかしむかしあるところにおじいさんとおばあさんがすんでいました。」
という文章が書かれていた場合には、
「むかしむかし/あるところ/に/おじいさん/と/おばあさん/が/すんで/いました。」
と線を引きます。区切りがわかりやすいだけでなく、「おじいさん」「おばあさん」といった言葉があることを知ることもできます。お子さんと「どこまでが1つの言葉かな?」とおしゃべりしながら線を引いていくのも良いかもしれませんね。
 他にも、行を飛ばしやすいお子さんには定規を読んでいる字の横に添えることで読んでいる行がどれかを見やすくしてあげたり、聞く力が十分にあるお子さんには、読み上げソフトを使って学習の手助けをしたりする方法がありますよ。

「書くこと」が苦手なお子さまへのサポート

 次は書くことが苦手なお子さんに向けたサポートです。大事なことは、お子さんのレベルに合わせることです。「五」という字を写して書くことがやっとのお子さんに「書」という字を写させるのは酷な話です。
 まずはどんな線が難しいのかお子さんの特徴をよく調べてみましょう。交差が苦手なお子さんや、3本以上横線があると線が何本なのかわからなくなってしまうお子さんなど、苦手な文字は様々です。
 苦手な文字を写す際には、一度、なぞるという作業を行うことをお勧めします。1回目は人差し指で、次に鉛筆で、その次は自分で書いてみる、というようなステップを踏んでいきましょう。その際、字の大きさが大きいとお子さんにとってわかりやすいです。鉛筆でなぞれても自分で書くことは難しい、と言ったお子さんは、なぞりの線を薄くしたり、途切れ途切れにしたりして、少しずつ自分の力で書けるようにしてみてください。

お子さまそれぞれに合ったサポートを

 読み書きが苦手なお子さんと言っても、苦手なことや度合いはそのお子さんによって大きく異なります。Aくんにあっているサポートが必ずしもBちゃんにあうとは限らないのです。そのため、お伝えした方法は、困りごとすべてを解決するのではなく、「このサポートをしたら子どもが少し字を読みやすそうになった!」「このサポートをしてもあまり変わらないな…」というように、お子さんの変化をより詳しくみておく必要があります。

コグトレ塾では、お子さんの苦手さをより深くアセスメントして保護者の方にお伝えすることができます。現在学習で困りごとがあるお子さんをお持ちの方はぜひ一度ご相談くださいませ!

【最後に載せる】

コグトレ塾 校舎一覧

☆星ケ丘校☆
愛知県名古屋市千種区星が丘山手911 サン星ヶ丘3B

体験会の申し込みはこちら

☆江坂校☆
〒564-0051 吹田市豊津町9-15 日本興業ビル9階 907号室
大阪メトロ 御堂筋線江坂駅 南改札 9番出口直結
アクセス

☆世田谷校☆
〒156-0051 東京都世田谷区宮坂3丁目15-4 AR経堂ビル2階
アクセス

この記事を書いた人

中村 彩莉/公認心理師
これまで病院や学校で、苦手なことがあるけどどうして苦手なのかわからなくて困っているお子さんとたくさん出会ってきました。今までの経験で培った力で、お子さん本来の力を見つけて、得意も苦手も伸ばせるようにサポートしていきます。

関連記事

お問い合わせや体験会・説明会のご予約はこちら
LINE無料
相談
お問い合わせ 資料DL
無料体験会
のご予約
オンライン
説明会のご予約