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新版K式発達検査の「姿勢・運動」の項目の見方について

前回に引き続き、今回もK式のより詳しい部分についてお話していこうと思います。
 新版K式発達検査の概要はこちら 

今回はK式(新版K式発達検査)の最後の項目、「姿勢・運動」についてお話していきたいと思います。早速内容について詳しく掘っていきたいところですが、ここで注意点があります。この「姿勢・運動」という項目は、他の項目とは少し違うところがあるのです。

「姿勢・運動」が他の検査項目と違うって、どういうこと?

今までお話してきた「認知・適応」と「言語・社会」は、0歳の赤ちゃんから大人までを検査の対象としています。しかし、今回お話する「姿勢・運動」は、0歳から4歳までを対象としているのです。大人になってからも運動はするのにどうして?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。なぜなら、「姿勢・運動」は、みなさんが想像するスポーツなど
とは少し違うところをみていくからなのです。

「姿勢・運動」ってどんな検査?

 それではどのような項目があるか一部をご紹介します。「手をついて座る」「つたい歩き」「両足跳び」「ケンケン」…このような項目が「姿勢・運動」には含まれます。内容を見ればどうして4歳より大きなお子さんを対象としていないかが分かりますよね。ほとんどのお子さんはすべての検査を簡単にクリアしてしまうからなのです。元気に走り回っているお子さんに対して「つたい歩き」ができるかという検査を行う必要はないですよね。
そのため、3歳くらいのお子さんから、「姿勢・運動」は他の項目に比べるとあまり重視されなくなっていきます。どちらかというと言葉や認知の方につまずきがみられるお子さんの方が多いこともあり、「姿勢・運動」の検査はすぐに終わってしまうことも多いです。しかし、かといってこの項目に意味がないわけではありません。3歳以前のお子さん、とくに1歳ごろのお子さんの発達レベルを見定める重要な指標となっています。このころのお子さんはまだ十分に言葉を使うことができません。お子さんの発達の偏りをより早い段階でみつけ、よりはやく支援を届けるためにK式は使用されているのです。

新版K式発達検査特集の最後に

今回まで4回にわたってK式についてお話させていただきました。新版K式発達検査がどういう検査なのか、どこに着目しているのか少しでも理解していただけたでしょうか。発達検査はK式だけでなく様々な種類が存在します。興味のある方はぜひ調べてみてくださいね。

また、うちの子、苦手なことと得意なことの差が大きいな…一度検査を受けてみたいな…と思われた保護者の方はぜひご相談ください。
コグトレ塾があるリニエシューレでは、作業療法士が常駐しています。
作業療法士は体の使い方や指先の使い方などの発達を得意としている専門職です。
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参考文献

 独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所
 https://www.nise.go.jp/nc/

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